京都大学総長 長尾眞先生推薦
「音の環境学」という新しい学問分野の創設を宣言した本書を、
音の学問・芸術にかかわる人々はもとより、
情報科学、脳科学の研究者、そして、
広く人間と文化の本質に関心を持つ人々に、必読の書としてお薦めする。
本書はまた、人間生存に必須な音があることを、
世界ではじめて実証的に示した。
熱帯雨林の音やバリ島のガムラン音楽が人間の脳に与える活性を
最先端科学技術を駆使して調べることにより、
これまで築かれてきた音響学の常識を完全に打破し、
ディジタル万能時代にアナログ世界の持つ
本質的重要性を明らかにした記念すべき業績である。